講師:樋口 広芳氏 (東京大学名誉教授。慶應義塾大学訪問教授)
鳥たちの多くは、毎年春と秋、数千キロあるいは1万キロを超す長距離の季節移動、「渡り」をする。鳥たちはこの過程で、各地の自然から水や食物を得ることによって命をつなぎ、次の目的地にたどり着くことができる。同時に鳥たちは、その渡りの行動を通じて各地の自然が健全に保たれることに貢献している。渡り鳥の存在がなければ、各地で特定の生き物が増殖し、生態系のバランスが崩れる可能性がある。
世界各地の自然、生態系は、渡り鳥によってつながり、維持されているといえる。
さらに渡り鳥は、渡り経路にくらす人と人をも結びつけている。
同じ鳥の群れを遠く離れた国や地域の人たちが見ることによって、知識と情報が共有され、人と人との交流が生まれる。数ある生き物の中で、このような役割を果たしているものはほかにいない。
本講演では、こうした渡り鳥がもたらす自然と自然、人と人とのつながりの実態を、最新の科学的手法を用いた研究の成果を通して紹介したい。
開催日 | 2022年12月18日(日) |
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時間 | 14時~16時(開場13時半) |
場所 | 善行公民館(善行市民センター) 3F 多目的ホール |
料金 | 資料代500円 |
アクセス | 小田急線善行駅西口徒歩3分 |
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主催・協賛団体など | 主催/善行雑学大学 |
TEL | 090-7251-3232 |
お問い合わせ先 | 善行雑学大学 片岡信弘さん ※新型コロナウイルス対策で会場の定員が100名のため、参加希望の方は事前にお申し込みください。また、マスクは必帯となります。 |
ウェブサイトURL | https://zengyo-zatsugaku.jimdofree.com/ |
備考 | 【次回のお知らせ】 |