講師:蟹江 康光氏 (ジオ神奈川代表・理学博士)
関東大震災は、1923(大正12)年9月1日11時58分に起きた相模湾を震源域とする大正関東地震の震災をいう。台風の翌日、正午2分前に起きた大地震は死者10.5万人、全壊焼失流失家屋は29.3万戸以上であった。昭和・平成に関東型地震は起きていないので、大正関東地震を解明することは減災につながる。
東京・横浜の火災は台風通過後の強風で延焼し、前日の豪雨は土砂災害を誘発した。湘南地域の震災は、津波、家屋倒壊、土砂災害・地盤液状化である。
津波も襲来したが、相模トラフ以東の小田原〜腰越海岸の海岸は隆起し津波被害は少なかった。相模川(馬入川)や柏尾川下流流域は地盤液状化、火山灰の地盤は土砂災害が多発した。
大磯で列車転覆、馬入川鉄道橋と酒匂川橋梁の崩落は復興を遅らせた。根府川・白糸川上流の大規模岩山崩落による土石流は白糸川を5分で流下し、根府川集落、根府川停車場に差し掛かった下り列車と駅設備は海中に没した。地震発生が9月1日の土曜日であったため、始業式で校舎から下校した学童の命を救った。
開催日 | 2019年12月15日(日) |
---|---|
時間 | 14時~16時 |
場所 | 六会公民館 3Fホール |
料金 | 資料代500円 |
アクセス | 小田急線六会日大前駅東口から徒歩約7分 |
---|---|
主催・協賛団体など | 主催/善行雑学大学 |
TEL | 0466-82-0517 |
お問い合わせ先 | 善行雑学大学 宮田英夫さん |
ウェブサイトURL | https://zengyo-zatsugaku.jimdofree.com/ |
備考 | 【次回のお知らせ】 |