美術館というと展覧会やワークショップなどに注目が集まりがちですが、来館者が目にすることのない、重要な仕事もあります。
それは、美術作品が現状以上に劣化することを防ぎ、できるだけ良い状態で保管していくことです。
そのため美術館では作品を温湿度が一定な収蔵庫に保管し、展示をする際にも温湿度や照度などを調整し、適切な環境を維持しています。
状態の良くないものや経年により損傷が進行している作品については、作品の材質技法やコンディションに応じて、館内で協議したうえで修復家に相談・依頼し、修復を行います。修復過程で得られた技術的な知見や科学的なデータは作品解釈の重要な要素となるため、作品とともに修復報告書も保管しています。
本展は、平塚市美術館で修復をしたさまざま絵画作品を修復過程の分かる資料とともにご紹介するものです。
修復をして美しくよみがえった絵画をお楽しみいただくとともに、美術館の裏側ともいえる保存管理や修復の仕事について知ることが出来る、またとない機会です!
また、会期を前期<4月12日(土)~6月15日(日)>・後期<6月21日(土)~9月7日(日)>に分け、後期は親子で楽しむことができるスペースやイベントを開催します。(出品作品は前後期同じ)
美術館には、作品を保存管理し、後世に伝えていくという社会的な役割があります。
美術館の裏側ともいえる保存管理や修復の仕事について学びながら、平塚市美術館で修復をしたさまざまな絵画作品をご覧いただけます。
当館では所蔵品の修復を、材質技術やコンディションに応じて館内で協議したうえで、修復家に相談・依頼しています。本展では修復過程で得られた技術的な知見や科学的なデータをまとめた修復報告書を閲覧することができます。普段は未公開の資料を閲覧できる貴重な機会です。
高さ約2メートルの川村清雄の大作《滝》やエコール・ド・パリの画家、乳白色の人物で有名な藤田嗣治の初期作品《おことさん》、平塚出身の鳥海青児による戦前の代表作《瀬戸の山》などの名作を展示します。
☆とことこ湘南プレゼント☆
「よみがえる絵画 修復された川村清雄、藤田嗣治、鳥海青児…」
無料観覧券を5組10名様へプレゼント!!
※応募締切4/25(金)<ご応募はコチラ>
※同時開催の「生誕100年 中村正義 -その熱と渦-」との共通観覧券です
開催期間 | 2025年4月12日(土) 〜 9月7日(日) |
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時間 | 前期:4月12日(土)~6月15日(日) 時間:9時半~17時(入館は16時半まで) |
場所 | 平塚市美術館 展示室Ⅰ |
料金 | 一般200円(140円)、高校生、大学生100円(70円) |
アクセス | JR「平塚」駅(東口改札)北口、または西口より徒歩約20分 有料駐車場67台(美術館ご利用の場合90分間無料、要認証) |
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主催・協賛団体など | 【主催】平塚市美術館 |
TEL | 0463-35-2111 |
お問い合わせ先 | 平塚市美術館 |
ウェブサイトURL | https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/ |
備考 | 【関連イベント】 ■関連ワークショップ 【同時開催】 |