不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンを持つ絵本作家エドワード・ゴーリー(Edward Gorey,1925-2000)。
近年、日本でも「うろんな客」「不幸な子供」などの絵本が次々と紹介されてきました。
ゴーリーは、自身がテキストとイラストの両方を手掛けた主著(Primary Books)以外にも、挿絵、舞台と衣裳のデザイン、演劇やバレエのポスターなどに多彩な才能を発揮しました。
本展は、そんな作家の終の棲家に作られた記念館・ゴーリーハウスで開催されてきた企画展から、「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に約250点の作品・資料で再構成するものです。
米国東海岸の半島に残る古い邸宅へと旅するように、達観したクールな死生観を持つ謎めいた作品との邂逅をお楽しみください。
「ギャシュリークラムのちびっ子たち」「うろんな客」「優雅に叱責する自転車」「不幸な子供」「蒼い時」「敬虔な幼子」「ジャンブリーズ」「蟲の神」「思い出した訪問」「失敬な召喚」「音叉」「狂瀾怒濤 あるいはブラックドール騒動」「金箔のコウモリ」「薄紫のレオタード」といった日本語でも読める作品から、「恐るべき赤ん坊」「中国風オベリスク」「具体例のある教訓」といった日本未刊行の絵本の原画を多数ご覧になれます。
●見どころ2
挿絵や舞台衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなど多彩な才能を紹介
ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)を心から愛し、1956年頃からジョージ・バランシン(振付師)が亡くなるまで、ほぼすべての公演を見たといわれるゴーリーは、その広告や商品デザインも担当していました。
加えて、ミュージカル劇の舞台衣装や舞台装置、テレビ番組のオープニング・アニメーションなども手掛けていたそうです。
本展ではそれらの原画やリーフレット等もご紹介します。
●見どころ3
幼少期のスケッチやイラストなどからゴーリーの子ども時代を振り返ります
テッドという愛称で呼ばれていた幼い頃の絵や、文学に目覚めた少年期に描いたとされる手紙やテキストを伴った絵、そして起承転結のない、不気味な雰囲気を漂わせる骨ばった手の連作なども展示し、ゴーリーの子ども時代を振り返ります。
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※応募締切7/10(水)
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開催期間 | 2024年7月6日(土) 〜 9月1日(日) |
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時間 | 10時~18時 【展示替え有】 |
場所 | 横須賀美術館 (神奈川県横須賀市鴨居4-1) |
料金 | 一般 1,300(1,040)円 ※( )内は20名以上の団体料金 |
アクセス | 【鎌倉・藤沢など神奈川県西部からお越しの場合】 【東京・横浜方面からお越しの場合】 |
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主催・協賛団体など | 主催:横須賀美術館 |
TEL | 046-822-4000 |
お問い合わせ先 | 横須賀市コールセンター (月~金:8時~18時、土日祝:8時~16時) |
ウェブサイトURL | https://www.yokosuka-moa.jp/ |