鏑木清方は、明治、大正、昭和と、生涯をとおし女性の美を描きました。
街で見かけた婦人、芝居の観客、歌舞伎の女形、ともに暮す妻や娘たちーー清方のまなざしがとらえた姿は、写生帖や記憶に残され、制作の礎(いしずえ)となりました。
さらに、同時代の女性のみならず、江戸時代の女性や物語の登場人物など多様な女性像を描きました。そして、時代とともに変わりゆく風俗や流行を敏感に感じ取りながら、姿形(すがたかたち)の奥にある、自らが理想とする女性の美を追い求めました。
本展覧会では、様々な視点から描かれた清方の美人画を中心に、モデルを務めるだけでなく自身も筆をとった照(てる)夫人の作品や師の系譜を継ぎながら異なる魅力の女性を描いた弟子たちによる作品もご紹介します。
主な展示作品…
「冩生(しゃせい)」(昭和14年)
「芍薬(しゃくやく)」(昭和10年ごろ)
「春霞巾(しゅんかきん)を着けた女」(『婦人世界』口絵・大正13年)
いずれも同館蔵
開催期間 | 2022年1月14日(金) 〜 2月27日(日) |
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時間 | 9時~17時(入館は16時半まで) ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、換気・清掃のため一時お待ちいただくことがございますので、ご了承ください。 |
場所 | 鎌倉市 鏑木清方記念美術館 |
料金 | 一般200円(140円) |
アクセス | JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」下車、小町通りを北に徒歩7分左折 ※駐車場・駐輪場はありません。公共の交通機関をご利用ください |
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主催・協賛団体など | 公益財団法人 鎌倉市芸術文化振興財団(鎌倉市鏑木清方記念美術館指定管理者) |
TEL | 0467-23-6405 |
お問い合わせ先 | 鎌倉市 鏑木清方記念美術館 |
ウェブサイトURL | http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/ |