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【平塚】さとびとみやび 失われた理想郷を求めて

小林保祥《高砂族の生活》1940-45年
【平塚】さとびとみやび 失われた理想郷を求めて
ミニオ=パルウエルロ 保田,シルヴィア 《樹下に遊ぶ幼子イエスと聖母》1970年代
【平塚】さとびとみやび 失われた理想郷を求めて
大沢昌助《廃墟と静物》1949年
【平塚】さとびとみやび 失われた理想郷を求めて
濱谷浩《雲と波と雪と家》(「裏日本」より)1955年
【平塚】さとびとみやび 失われた理想郷を求めて
萬鐵五郎《雲と裸婦》1922年
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2023年6月24日(土)~9月3日(日)、平塚市美術館にて「さとびとみやび 失われた理想郷を求めて」が開催されます。

地方(さとび)と都市(みやび)の中間に位置する場所で、生活の場をユートピア=原風景に見立てて制作した作家たちを紹介します。

展覧会の見どころ
1.湘南地方で活動した作家の作品を紹介
明治・大正期に活躍した萬鉄五郎、岸田劉生らは療養のために都市から湘南地方へ移住し、都市との距離を保ちながら生活をつづけました。戦後には高良真木、本荘赳、入江観など、強い陽光によって均質化された画面の湘南風景が続々と生まれます。また、近年では保田春彦とシルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田の二人が、大磯で彫刻やドローイングを制作し、信仰の世界や、時空を超えた《白い風景》を生み出しています。

2.写真家、民俗学者が周辺地域に注いだ眼差し
民俗学的視点から人間の習俗をとらえた写真家・濱谷浩。新潟・桑取谷に取材した「雪国」(1956年)、日本海沿岸の生活を記録した「裏日本」(1957年)からは、濱谷が民俗学者との交流のなかで得られた視点を見てとることができます。また、1913年から台湾先住民族についてのフィールドワークを行っていた民俗学者・小林保祥は、帰国後の晩年に平塚市内で先住民族たちの生活風景を描きました。

3.造形作家・藤田昭子
平塚市を中心に活動し、一貫して人間の理想的な住まいをテーマに制作をつづけた藤田昭子の作品と資料を展示します。多くの協力者とともに、「野焼き」と呼ばれる窯を使わない焼成方法によって巨大なやきもの作品を制作し続けた作家の、初期から野焼きへと至る軌跡をたどります。

講演など
・学芸員によるギャラリートーク
7月1日(土)14時~14時45分
8月20日(日)14時~14時45分
平塚市美術館 展示室2
※申込不要、要観覧券

・講演会「湘南の誕生」
講師:増淵敏之さん(法政大学大学院政策創造研究科教授)
7月29日(土)14時~15時
平塚市美術館 ミュージアムホール
※事前申込不要(先着順)・要観覧券

このイベントは終了しました

【平塚】さとびとみやび 失われた理想郷を求めて

開催期間 2023年6月24日(土) 〜 9月3日(日)
時間

9時半~17時
※入場は16時半まで
※月曜(ただし7月17日(月・祝)は開館)、7月18日(火)休館

場所

平塚市美術館 展示室2

料金

一般200円、高校、大学生100円
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1名は無料
※65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)

アクセス

JR「平塚」駅(東口改札)北口、または西口から徒歩約20分

TEL 0463-35-2111
お問い合わせ先

平塚市美術館

ウェブサイトURL https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/index.html

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