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【平塚市美術館】「おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展」

工藤甲人《樹木のうた》1956 年、平塚市美術館蔵
【平塚市美術館】「おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展」
伊藤彬《青幻記》1976 年、平塚市美術館蔵 
【平塚市美術館】「おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展」
原良介《on the bank》2008 年、作家蔵
【平塚市美術館】「おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展」
大沢昌助《スタートライン》1964 年、平塚市美術館蔵
【平塚市美術館】「おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展」
三岸好太郎《旅愁》1934 年、  平塚市美術館寄託  (国際興業コレクション)
【平塚市美術館】「おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展」
石井礼子《私の周囲 テレビを見よう》2007 年、平塚市美術館寄託
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2024年9月21日(土)〜2025年2月16日(日)の期間、平塚市美術館で「おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展」が開催されます。

平塚市美術館では2015年に「対話による美術鑑賞事業」をスタート。

いわゆる対話型の作品鑑賞は1980年代にニューヨーク近代美術館で開発されたVTS(Visual Thinking Strategies)が始まりとされます。
少人数のグループで一緒に作品鑑賞を行うのですが、その際、作品のことをよく知る誰かから説明を受けるのではなく、まずは一人ひとりがじっくり作品を見る。その上で他の人との対話を通じてそれぞれの解釈を構成していくことで、目の前の作品の核心とその魅力に迫っていくという方法です。

この鑑賞方法は大人が見慣れた絵を見ても、新しい発見をともなったり、解釈を更新することが起こり得ます。
イメージそのもの、あるいは表現のもつ力を再認識するとともに、鑑賞といういとなみが一個人の中で完結するものではなく、ひと続きのつながりとして社会に開かれていることにも気づかされます。

そのような特徴をもつ対話型鑑賞を続けてきた「ひらビあーつま~れ」の活動を紹介するため、本展では事業の中で用いてきた所蔵作品を中心に約30 点を選び、対話のきっかけとなるよう5つのテーマに分けて展示します。

また、平塚市内の小学生と地域の方々に支えられた活動であることから、他館所蔵で湘南地域にゆかりの作品や対話を促す作品も展示します。

本展の趣旨に鑑み、展示室で作品に関して自由に話していただける「おしゃべりOK」の展覧会です。
美術作品の鑑賞方法は一様ではありませんし、美術作品との付き合いは個人の一生の楽しみともなります。
それぞれの鑑賞をお楽しみいただければ幸いです。

<みどころ1>
じっくりと作品を味わう

本展では「ものがたる絵」「人間くさいもの」「心が動くかたち」「絵巻のようなもの」「そこにある気配」という5つのテーマにわけて展示します。
個々の作品はテーマに限定されない解釈の可能性をもっています。ひとつの作品をすみずみまで見て、じっくりと味わう鑑賞をお楽しみいただけます。

<みどころ2>
複数の人と一緒に作品を楽しむ

ふだんは小学生を相手に活動している「ひらビあーつま~れ」のメンバーがファシリテーターとなって、グループで話しながら作品を見る鑑賞会を実施します。
友だち同士でも初めて会った人とでも、見ているところも感じ方も異なる人と一緒に鑑賞することで、美術作品のもつ多様性を体験していただけます。
また、展示室内で作品について自由に話していただく、おしゃべりOK の展覧会です。

<みどころ3>
美術館で繰り返し作品を見る

対話による美術鑑賞の授業に参加した小学生は、それまでは知らなかったり、気に留めなかったりした作品も鑑賞してきました。
作品の知名度や付随する情報にとらわれない鑑賞方法であるため、作品そのものに関心が向き、繰り返し作品を見ることに興味がわいてきます。
地域の美術館や「常設展」に何度も通う楽しさを提示します。

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「おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展」
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組10名様へプレゼント!!

※応募締切8/10(土)
ご応募受付は締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました!

 

【平塚市美術館】「おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展」

開催期間 2024年9月21日(土) 〜 2月16日(日)
時間

9時半~17時(入館は16時半まで)
※休館日:月曜日(但し、9/23、10/14、11/4、2025年1/13は開館)、9/24(火)、10/15(火)、11/5(火)、2025年1/14(火)、年末年始(12/29~1/3)

場所

平塚市美術館

料金

一般200円(140円)、高校生、大学生100円(70円)
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生、各種障害者手帳の交付を受けた方とその付き添い1名は無料
※65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)

アクセス

JR「平塚」駅(東口改札)北口、または西口より徒歩約20分

主催・協賛団体など

【主催】平塚市美術館

TEL 0463-35-2111
お問い合わせ先

平塚市美術館

ウェブサイトURL https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
備考

【関連イベント】

■シンポジウム 子どもの目の美術鑑賞ー地域の美術館と学校
日時:2024年11月30日(土)13時~15時半
場所:ミュージアムホール
講師:奥村高明氏(日本体育大学特別研究員)
内容:講演と対談。日本における対話型鑑賞推進の専門家より講演いただき、対話による美術鑑賞事業に関わりのある学校関係者、ボランティア、作家などが美術館と学校におけるアート・教育について対談します。
※申込不要、先着順

■ひらビあーつま~れによる鑑賞会
日時:10月5日(土)、11月30日(土)、12月21日(土)、2025年1月18日(土)
11時~、14時~ 各回40分程度
※ただし、11月30日(土)は11時0分~の回のみ実施します。
場所:展示室2
内容:ひらビあーつま~れのメンバーによる対話型の鑑賞会。
※要申込、要観覧券。
※詳細は対話型鑑賞のページ

【同時開催】
■大正・昭和のモダニスト 蕗谷虹児展
会期:10月5日(土) ~11月24日(日)

■中勘助の小宇宙 ‐「銀の匙」と「しづかな流」
会期:10月5日(土) ~11月10日(日)

■古井彩夏展
会期:12月7日(土) ~2025年4月6日(日)

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