藤沢でなぜ忠臣蔵?
『仮名手本忠臣蔵』は江戸時代の元禄期に起こった赤穂浪士による仇討ち事件を、南北朝時代を舞台にした軍記物語『太平記』に仮託した物語です。この事件は『仮名手本忠臣蔵』のほかにも様々な人形浄瑠璃や歌舞伎の題材となり、江戸時代の人々の心をつかみました。その草創期には、同じく江戸時代に人気のあった小栗判官物語に仮託した演目もありました。
小栗判官物語は妻・照手姫の実家である横山家に殺された小栗判官が蘇り、横山家に復讐する物語です。小栗判官物語は、藤沢の古刹・時宗総本山清浄光寺(遊行寺)との関わりが深く、江戸時代には藤沢と言えば小栗判官と想起されていました。そのため、小栗判官は、藤沢宿を題材とした浮世絵に多く描かれました。
本展では「忠臣蔵」の魅力とともに、小栗判官物語が忠臣蔵の創成期に物語や登場人物への仮託に利用されていたことに着目し、藤沢と小栗判官の縁にも注目する藤沢浮世絵館ならではの切り口で紹介します。
前期
11月14日(火)~11月29日(水)
後期
12月2日(土)~12月17日(日)
※11月30日(木)~12月1日(金)は展示替えのため休館
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開催期間 | 2023年11月14日(火) 〜 12月17日(日) |
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時間 | 10時~19時(最終入館18時半) |
場所 | 藤沢市藤澤浮世絵館 |
料金 | 観覧無料 |
アクセス | JR「辻堂」駅東口改札北口出口より徒歩約5分 |
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TEL | 0466-33-0111 |
お問い合わせ先 | 藤沢市藤澤浮世絵館 |
ウェブサイトURL | https://www.fujisawa-ukiyoekan.net/f/home/ |