「伊豆の踊り子」「雪国」「千羽鶴」「山の音」などで知られるノーベル賞作家・川端康成(1899~1972)。没後50年となる現在も多くの著作が読まれ続けている、日本を代表する文豪のひとりです。1935(昭和10)年以来、終生鎌倉に暮らし、晩年には逗子に仕事場を持ちました。
日本の美を描いた作家というイメージが強い川端ですが、初期には〈新感覚派〉の一員として先鋭的な作品で注目され、長い作家生活のなかで、評論、ドキュメンタリー、中間小説、少年少女小説など、幅広いジャンルの作品を手がけました。変幻自在な筆でつむいだその物語は、驚くべき多様性・多面性に満ちています。また川端は、日本ペンクラブの会長を17年間務めるなど、多くの文学団体で中心的役割を担った文壇人でもありました。本展では、貴重資料の数々とともに、〈川端文学〉、そして〈人間・川端康成〉の豊潤で多彩な世界をご紹介します。
開催期間 | 2022年10月1日(土) 〜 11月27日(日) |
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時間 | 9時半~17時 |
場所 | 県立神奈川近代文学館(横浜・山手 港の見える丘公園内) |
料金 | 一般:800円、65歳以上・20歳未満および学生400円、高校生:100円、中学生以下は無料 |
アクセス | みなとみらい線「元町・中華街」駅6番出口から徒歩約10分 |
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主催・協賛団体など | 【編集委員】荻野アンナ |
TEL | 045-622-6666 |
お問い合わせ先 | 県立神奈川近代文学館 |
ウェブサイトURL | https://www.kanabun.or.jp/ |