江戸から明治へ時代が移ると、風習や風俗も時代にあわせ変容しますが、鏑木清方が幼少期を過ごした東京の下町は、江戸の文化が色濃く残っていました。
すぐれた文筆家でもあった清方は、明治の東京の街並みや人々の暮らしを数々の随筆に書き残しました。新春の風情について触れた随筆では、年賀状の意匠に思いを巡らせ、新春芝居や弟子たちとの新年会を楽しむ清方の姿をうかがうことができます。
本展覧会では、筵(むしろ)を敷いて鏡餅の準備をする様子や羽根つきに興じる様子など、江戸のかおり残る頃の年末年始の情景に取材した作品や口絵を、清方の文章とあわせてご紹介します。
また、清方作品を名押絵師・永井周山が意匠化した押絵羽子板「明治風俗十二ヶ月」も展示します。
◆鏑木清方(かぶらぎ きよかた)
1878-1972
明治から昭和にかけ活躍した近代日本画の巨匠。粋と品格をあわせもつ美人画で知られ、市井の人々の生活や文学に取材した作品も多く描きました。平成10(1998)年、晩年を過ごした鎌倉雪ノ下の旧居跡に記念美術館が開館しました。
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開催日 | 2024年12月7日(土) |
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時間 | 9時~17時(入館は16時半まで) |
場所 | 鎌倉市鏑木清方記念美術館 |
料金 | 一般300円、小・中学生150円 |
アクセス | JR・江ノ電「鎌倉」駅より小町井通りを北に徒歩約7分、左折 |
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主催・協賛団体など | 【主催】公益財団法人 鎌倉市芸術文化振興財団(鎌倉市鏑木清方記念美術館指定管理者) |
TEL | 0467-23-6405 |
お問い合わせ先 | 鎌倉市鏑木清方記念美術館 |
ウェブサイトURL | https://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/ |