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ワールドシネマ第4弾「インド映画」

インド映画を世界中に認識させ、その頂点を極めた巨匠サタジット・レイ監督の代表作。
人間の生と死の輪廻を、詩情あふれる映像美で描いた感動の秀作。

【作品情報】
「大地のうた」 PATHER PANCHALI (1955年・インド/125分)
舞台は1920年代の西ベンガルの小さな田舎の村。一家の長、ハリハール・レイはヒンドゥー教の司祭カーストに属していたが暮らしは貧しかった。遠縁の老婆・インダーを引き取ったことからますます生活は苦しくなり、妻サルバジャヤは彼女を疎んじるも、娘のドゥルガは優しく接し、時折近くの果樹園から盗んだ果物を与えるなどしていた。
やがてサルバジャヤが男の子を生み、一家には新たな家族・オプーが加わる。本作は少年オプーの成長を追った「オプー3部作」の1作目にあたる。

監督・脚本：サタジット・レイ
原作：ビフティブシャーン・バナールジ
撮影：スブラタ・ミットラ
音楽：ラヴィ・シャンカール
キャスト：スビール・バナールジ、ウマ・ダス・グプタ、カヌ・バナールジ

・1955年インド年間最優秀作品賞
・1956年カンヌ映画祭ヒューマンドキュメント賞
・1966年キネマ旬報外国映画ベストテン第1位
・英国映画協会が2022年に選んだ「映画史上最高の映画」の第35位に選出。

サタジット・レイ監督の三部作「大地のうた」、「大河のうた」、「大樹のうた」の第一部。