日本画家・山口蓬春(1893-1971)は作家として駆け出しの頃から古美術品を求め自らの芸術の糧とし、培った審美眼をもって当時の文化人たちとともに茶の湯を楽しんだ。武者小路千家の茶道を心得るなど豊かで教養溢れた良妻・春子が、多忙な生活を極めていた蓬春の客人を歓待したという。二人は名だたる茶人・数寄者・目利きたちとの交流が有り、貴重な茶道具や資料が集まった。
同展では、山口蓬春の画業と彼の古美術品コレクションの中から茶の湯のこころが感じられる作品を展示。江戸時代の茶の湯を伝える珍しい絵巻、前田氏実模《宇治農手振》や若き日の蓬春が修学院離宮などに取材して制作した色濃い緑の美しい《緑庭》(昭和2年、第8回帝展特選)など、新春にふさわしい茶の湯の世界が広がる。
開催期間 | 2018年2月10日(土) 〜 4月8日(日) |
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時間 | 10時~17時(入館は16時半迄) |
場所 | 山口蓬春記念館 |
料金 | 一般600円/高校生以下無料 |
アクセス | JR逗子駅、京急新逗子駅からバス「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」下車徒歩2分 |
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主催・協賛団体など | 山口蓬春記念館、(公財)JR東海生涯学習財団 |
TEL | 046-875-6094 |
お問い合わせ先 | 山口蓬春記念館 |
ウェブサイトURL | http://www.hoshun.jp/ |