黒姫
そうへいのせかい Part Ⅱ
◆紙彩
独自に生み出した紙彩画は、牛乳パック再生運動に参加したのがきっかけで、初期は和、洋、それぞれの紙質にこただりの試行錯誤の連続でした。振り返ってみれば手掛けてから早いもので五十数年と成ります。
今日やっと素材のお話しができるようになりました。今は主に塵紙をお湯で煮溶かしたのを布で絞り、薄く溶いた糊と一緒に鉢に入れて、丸棒で粘土状に成るまでつきます。ほどよく出来上がったのを大きめのタッパーウェアに移し入れて置き、制作する時、適量の素材と制作上必要と思われる色、ガッシュやポスターカラー、岩絵の具などをパレットの上で練り混ぜたのを、描こうとする画面に、独自に考案したそれぞれの道具を使い分けながら、塗ると言うよりは置くいった感じで少しずつ積み上げて行く、正に時との根気です。お百姓さんが畑を鍬で只ひたすら黙々と耕す姿と、どこか相通ずるところがあります。
(太田宗平 作歴 より)
開催期間 | 2024年1月16日(火) 〜 2月11日(日) |
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時間 | 11時~18時 |
場所 | スペース行樹 |
料金 | 観覧無料 |
アクセス | 小田急江ノ島線「長後」駅西口より徒歩約2分 |
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TEL | 0466-44-0295 |
お問い合わせ先 | スペース行樹 |