企画展 大庭城と城山の歴史 を藤沢市民ギャラリーにて開催いたします。
発掘調査は昭和30年代前半から継続的に行われておりますが、大半が開発工事に伴うもので、遺跡が現地保存される事例は極めてまれです。
従って市民の方々が実物資料で地域の歴史を学ぶ機会もあまり多いとは言えないのが現状です。
そのような中で大庭城の所在する城山は、昭和40年代の西部開発によって北側の一部は掘削されたものの、城址公園として現地保存されている市内でも非常に珍しく、貴重な地域となります。
今年度、当時行われた調査報告書を刊行することができたため、その成果を広く周知すべく企画展を開催いたします。
第18回遺跡調査速報展も同時開催。
展示概要
●絵画と文献から見た大庭城
江戸時代に描かれた絵画資料や、大庭城に関連する文献を紹介しています
●大庭城を掘る!
今年度発行することとなった、1968年から1971年にかけて行われた5回にわたる奥田直栄氏の発掘調査の成果の一部を展示でご紹介します。
●大地に刻まれた城山の歴史
1984年に行われた公園整備に伴う発掘調査で見つかった、たくさんの遺跡を紹介。弥生時代の方形周溝墓の写真には、大庭城の8号掘りに壊された形跡が確認できます。
●第18回遺跡調査速報展
これまでの速報展では発掘調査が行われた遺跡だけを紹介してきましたが、今回は本格調査前の確認調査(試掘)で出土した考古資料も展示しています。
大庭引地遺跡で見つかった土器や、高倉枯藪遺跡で出土した多量の鉄滓といった、藤沢の歴史の新たな一端が垣間見える遺物にも注目です。
◆ギャラリートーク
11/17(土)・12/15(土) 各14時~1時間程度
遺跡発掘調査の現場を体感できる、ミニVR体験も実施します。(対象年齢15歳以上)
関連サイト:電子博物館・みゆネットふじさわ
開催期間 | 2018年10月27日(土) 〜 1月13日(日) |
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時間 | 10時~19時(日曜は17時迄) |
場所 | 藤沢市民ギャラリー 常設展示室 |
料金 | 無料 |
アクセス | JR藤沢駅直結 ルミネ藤沢店6F |
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主催・協賛団体など | 藤沢市郷土歴史課 |
TEL | 0466-27-0101 |
お問い合わせ先 | 藤沢市郷土歴史課 郷土文化推進担当 |
ウェブサイトURL | http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunkazai/press/oobajyo.html |
備考 | 関連催事:2018年12月8日(土)藤沢市民会館小ホール「報告書刊行記念講演会『大庭城の謎にせまる』」 |