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2023年6月17日(土)～8月27日(日)、藤沢市アートスペース(FAS)にて「あなたが眠りにつくところ」が開催されます。

あなたが安心できるところは
何処ですか？
世代の異なるアーティスト2人の
それぞれの回答。

【展覧会のみどころ】
1.藤沢ゆかりのアーティスト2名を紹介
松下誠子（1950～）は、1995年以降現在まで30年近く辻堂に住み、創作を続けてきました。
ジョイス・ラム（1989～）は、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスで学んだ2013年～14年にかけて辻堂を拠点としていました。
世代の異なる二人の女性が、これまでにテーマとしてきた問題をそれぞれに深化させて発表します。

2.他者とのかかわりから個人の生き方を考察する作品
人は他者とのかかわりなしに生きていくことはできません。他者とかかわることによって、恩恵を受けたり軋轢が生じたりします。そうした中で、人は自分が安心できる場所や人とのつながりを模索しているのではないでしょうか。タイトル「あなたが眠りにつくところ」は、それぞれの寝室や家族など、自分を回復させ、自分らしくあるための場所や人との交わりを暗示しています。今日的な問題を現代アートの作品を通じて考えます。

3.2名とも新作を発表
松下誠子は、平面、立体、インスタレーション、パフォーマンスを通じて、社会の制度、規範、言説などから自己を守るための「セキュリティ・ブランケット」をテーマに制作をしています。今回は、その名も≪security blanket≫というたくさんの羽を染めて作られた旧作のほか、箒、バッグ、机など、家の中にある様々なモチーフを組み合わせて、新作インスタレーションを展開します。
ジョイス・ラムは、香港で産まれ、カナダ、イギリス、日本で暮らした経験をもとに「家族」の定義や文化的な差異を再考する映像作品を制作しています。シェアハウスにおける子育ての様子を追ったドキュメンタリー映像≪新異家族≫(2021)の続編となる≪新異家族2023≫を発表予定です。どうぞご期待ください。

【アーティストトーク】
日時：6月17日（土）14時～15時
参加費：無料
会場：展示ルーム

参加アーティストの二人が作品についてお話しします。

※申し込み不要。開催時刻に展示ルームに集合。