美術作品におけるモノクロームは、単色で表現された絵画のことを指します。写真や映画、テレビにおいてカラーでないものをモノクロということから、一般になじみ深いのは白と黒の表現でしょう。本展では、白から黒への色彩の変化やグラデーションを駆使して内的な世界を具現化したり、モチーフの存在そのものに迫ろうとするなど、各自の表現を追究する8名の作家の約30点を紹介します。
色彩の世界からモノクロームの世界へ移行した作家、ごく一時期だけモノクロームの表現を試みた作家など、取り組み方はそれぞれですが、自身の内面やモチーフそのものを凝視し、表現する上で、色彩を極限までしぼったモノクロームの表現は、作家に重要な気付きを与えたことでしょう。単色でありながら美しい諧調と豊かな世界観をもつ表現の魅力をお楽しみください。
◎田澤茂(1925-2014)油絵具
◎渡辺千尋(1944-2009)銅版画
◎伊藤彬(1940-)木炭・墨
◎木下晋(1947-)鉛筆
◎三浦明範(1953-)シルバーポイント
◎藤山貴司(1950-2008)木炭・コンテ
◎三瀬夏之介(1973-)墨
◎石井礼子(1974-2019)墨線
【担当学芸員によるギャラリートーク】
日時:4月22日(土曜日)、5月20日(土曜日) 各14時~14時30分
場所:展示室1
※申込不要、要観覧券
※新型コロナウィルス感染症の感染予防、拡大防止のため延期または中止することがあります。
開催期間 | 2023年4月8日(土) 〜 5月28日(日) |
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時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで)※月曜休館 |
場所 | 平塚市美術館 |
料金 | 一般200円、高校生、大学生100円 |
アクセス | JR「平塚」駅(東口改札)北口、または西口より徒歩約20分 |
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主催・協賛団体など | 【主催】平塚市美術館 |
TEL | 0463-35-2111 |
お問い合わせ先 | 平塚市美術館 |
ウェブサイトURL | https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/ |