深海とは一般的に水深200m以深の海をさし、暗闇とすさまじい圧力、低温が支配する世界です。地上や浅い海では考えられないような極限環境で生き続けてきた生き物たちは、それぞれ独自の進化を続けて、ヒトが考える過酷な環境に適応してきました。
新江ノ島水族館は2004年の開業以来、深海生物の長期飼育に挑戦し、20年間でさまざまな深海生物と出会ってきました。「えのすい深海展」では、館内2つの常設展示「深海Ⅰ」「深海Ⅱ」とあわせて会期中、生体や標本など100種類以上の貴重な深海生物をご紹介します。
また現在おこなっている深海調査研究や取り組みも発信、会期後半には、新たな展示やプログラムも企画中です。
地球上の海の95%をしめる深海の世界。ディープ度200%の「えのすいの深海展」へでかけてみませんか。
(公式コメント)
◆“えのすい”の深海研究
深海は、水深200m以深の深い海。太陽の光が届かないため真っ暗で、水温も低く、高い水圧がかかります。
“えのすい”の目の前に広がる相模湾は、駿河湾や富山湾とあわせて深海底をもつ内湾として有名で、プレートの境界がある相模湾内では、近くの隆起や沈降、火山噴火、溶岩流の流出、海底地すべり、海底地中からの湧き水の湧き出しなど、地球科学活動のほとんどを確認することができます。
これから深海生物に会いに行く前に、相模湾の景色を眺めながら海の中に広がる複雑な海底地形とともに深海の特徴を紹介します。
◆相模湾の深海底を歩く生き物
相模湾の水深1,000mの深海底を歩く深海生物をご紹介します。暗い深海では目立たない赤い体、そして何でも食べる食性など、深海を生き抜くための姿をテーマ水槽でご覧ください。
●展示場所 ウェルカムラウンジ テーマ水槽
●展示生物 イバラガミモドキ、オオグソクムシほか
◆期間限定 新着!深海生物水槽
期間中12個の小窓水槽で紹介するのは、この冬の調査で採集予定の小さくてかわいらしい深海生物たち。“えのすい”トリーターが相模湾や駿河湾の漁船に乗船し展示を更新していきます。期間中はホームページ、SNSなどでの新着情報にもご注目。
●展示場所 相模湾ゾーン 相模湾大水槽 出会いの海横
●展示生物 ツボダイ、ユメカサゴ、オオコシオリエビ、アカザエビ、コウナガカムリ、ジンゴロウヤドカリほか
◆潜る!!「しんかい2000」
えのすいの深海展限定で、海に降る雪「マリンスノー」の映像が「しんかい2000」に投影されます。深い海に潜っていくような雰囲気を味わってみてください。
●開催場所 深海Ⅱ~しんかい2000~
◆いつでもワークショップ「貝がらで作ろう♡深海メモスタンド」
バレンタインデーや卒業を迎える時期に、大切な友達や家族に普段言えない想いを伝えるチャンスです。
深海づくしの“えのすい”で想いを伝えるために、貝がらを使った深海メモスタンドをつくりましょう。深海生物たちに“深~い”想いを込めて、渡してみませんか。
●開催日時 2025年1月15日(水)~19日(日)、1月24日(金)~2月16日(日)
●開催場所 なぎさの体験学習館1階 発見創造ラボ
●対 象 どなたでも/定員制(1組6名まで)※小学生未満は保護者同伴
●参加費 無料
●参加方法 平日:予約不要・開催時間に直接会場へ/土日祝:予約制・開催日2日前よりホームページでお申込み。定員になり次第受付終了
その他、企画展示や期間限定ワークショップなど盛りだくさん!!
☆「とことこ湘南」のInstagramもチェック⇒【Instagram】
開催期間 | 2024年12月28日(土) 〜 4月6日(日) |
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時間 | 12月28日(土)~2025年1月5日(日)=9時~17時 |
場所 | 新江ノ島水族館 |
料金 | 大人2,800円、高校生1,800円、小・中学生1,300円、幼児(3歳以上)900円 |
アクセス | 小田急線「片瀬江ノ島」駅より徒歩約3分 |
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TEL | 0466-29-9960 |
お問い合わせ先 | 新江ノ島水族館 |
ウェブサイトURL | https://www.enosui.com/ |