江戸時代後期には、江戸、大阪、京都の大都市以外に地方でも出版文化が広がったことから、道中記や伝記、物語、詩歌など様々な版本や摺物が出回り、庶民の間に歴史や文芸への興味が深まっていきました。そうした時代を背景として、江の島や小栗判官など藤沢にゆかりの題材は、江戸の出版にも波及し高い人気を得ていました。
本展では、藤沢にまつわる浮世絵と版本を多数織り交ぜながら江戸時代の出版事情を紹介します。そして、江戸時代の出版界を代表する版元である蔦屋重三郎について、藤沢市所蔵の浮世絵から喜多川歌麿など様々な絵師たちを通じて、その人物像に触れていきます。
◆希少資料の展示
喜多川歌麿がその雅号を使い始めた直後に挿絵を描いた版本「古湊道中記」(蔦屋版)を展示します。近年の展示記録が見られない希少な資料です。
☆「とことこ湘南」のInstagramもチェック⇒【Instagram】
開催期間 | 2024年12月24日(火) 〜 2月24日(月) |
---|---|
時間 | 10時~19時(入館は18時半まで) |
場所 | 藤沢市藤澤浮世絵館 |
料金 | 入館無料 |
アクセス | JR「辻堂」駅東改札北口出口より徒歩約5分 |
---|---|
主催・協賛団体など | 【主催】藤沢市、藤沢市教育委員会 |
TEL | 0466-33-0111 |
お問い合わせ先 | 藤沢市藤澤浮世絵館 |
ウェブサイトURL | https://fujisawa-ukiyoekan.net/f/home/ |