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登録有形文化財であり、東洋一のサナトリウムと呼ばれた結核療養所「南湖院」と、女流文芸雑誌「青鞜」を発刊した平塚らいてうと保持研をはじめとした女性達の歴史を2部構成で展示紹介します。

【第1部：結核療養所　南湖院の開設】
1899(明治32)年、高田畊安によって茅ヶ崎に創設された結核療養所｢南湖院｣(なんこいん)。やがて東洋一のサナトリウム称されるほどの規模となり、多くの著名人が入院したことで、それを見舞う家族や知人らが茅ヶ崎を訪れました。南湖院は世間に注目されることとなり、茅ヶ崎の発展にも大きな影響を与えました。南湖院の開設からその様子を施設で働く人々(女性医師など)を通してご案内します。

【第2部：平塚らいてうと保持研】
女流文芸雑誌｢青鞜｣を発刊した平塚らいてうは、実妹が｢南湖院｣で療養したことから、一時は｢青鞜｣の編集を茅ヶ崎で行っていました。平塚らいてうと南湖院の職員であり、俳人でもある保持研(やすもち　よし)にスポットをあて、｢青鞜｣をめぐる女性達の生き方を｢南湖院｣とのつながりから紐解きます。また、平塚らいてうの夫である画家：奥村博史氏の絵画も展示公開します。