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【企画展】頼朝以前 ~源頼朝はなぜ鎌倉を選んだか~

頼朝以前 チラシ 表
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治承4年(1180)、石橋山の合戦で敗北を喫した源頼朝は、房総半島から武蔵国を経て、相模国の鎌倉に入ります。さらに八幡宮を現在の場所に移し、大倉の地を御所と定め、150年続く鎌倉幕府の基礎を築いていきました。以後鎌倉は、武家政権の象徴として歴史の表舞台に立つことになります。

では、源頼朝の入部以前、鎌倉はどのような場所だったのでしょうか。鎌倉幕府の歴史書『吾妻鏡』には「所素辺鄙、而海人野叟之外卜居之類少之、(鎌倉は元々辺鄙なところなので、漁師や農民以外、居を定めようという者は少なかった」(治承4年12月12日条)と記されています。しかし市内の発掘調査では、原始・古代の人々の生活の跡や埋葬の痕跡、奈良時代の郡衙の遺構や「天平五年」の銘をもつ木簡が見つかり、『吾妻鏡』の記述とは異なる鎌倉の姿、地域の要衝としての一面が明らかになっています。また伊勢神宮の文書を集めた『天養記』には、頼朝の父義朝が館を構えていたことが記されており、頼朝以前の鎌倉の姿を伝えています。

本展では、市内の発掘調査でみつかった原始・古代の出土品や、鎌倉時代以前の鎌倉を記した歴史資料から、頼朝以前の鎌倉の歴史に迫ります。

などを一堂に展観し、中世における漆器の生成享受の様態と、中世の人々の嗜好性について探っていきます。

※企画展チラシより一部抜粋

◆展示資料◆
◇弥生土器(水道山遺跡他出土)
◇木簡・天平五年銘(今小路西遺跡出土)
◇須恵器横瓶(山崎横穴群出土)
◇木製五輪
◇頼朝一代記絵巻(鶴岡八幡宮所蔵)

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【企画展】頼朝以前 ~源頼朝はなぜ鎌倉を選んだか~

開催期間 2021年9月25日(土) 〜 12月18日(土)
時間

10時~16時(入館は15時半まで)、日曜・祝日休館

場所

鎌倉歴史文化交流館

料金

一般300円、小・中学生100円

アクセス

JR・江ノ電「鎌倉」駅より徒歩約7分

主催・協賛団体など

【主催】鎌倉歴史文化交流館(鎌倉市教育委員会)

TEL 0467-73-8501
お問い合わせ先

鎌倉歴史文化交流館

ウェブサイトURL https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/rekibun/koryukan.html
チラシ等関連資料 添付ファイル