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藤沢市アートスペース(通称FAS<エファース>)で2020年10月10日(土)～12月20日(日)、令和2年度　企画展Ⅲ 「core of bells | WEEKEND」(コアオブベルズ　ウェークエンド )が開催されます。

2003年、ハードコア・パンクバンドとして藤沢市で生まれたcore of bellsは、実験的な音楽活動を行ってきました。彼らはジャンルの垣根を超えて美術家や演劇家とコラボレーションを繰り返す中、観客と「共有する時間」を音楽として捉えるようになります。現在では、楽器を演奏するだけでなく、まるで演劇のようでそうでない、観客を巻き込んだ時に挑発的で時に退屈なパフォーマンスを行っており、その手法は、発表の度に多様になる一方です。同展では、2年間かけて作り上げた初の長編映像作品「WEEKEND」を発表します。

「WEEKEND」【上映時間の目安】
※映像作品は1時間44分9秒あります

①10時～11時44分
②11時44分～13時28分
③13時28分～15時12分
④15時12分～16時56分
⑤16時56分～18時40分

※なお、18時40分を過ぎても閉館まではそのまま上映しております

【同展のみどころ】

①core of bells (コアオブベルズ)とは

2003年に湘南・藤沢で結成した、會田洋平、池田武史、山形育弘、吉田翔の4名から成るハードコア・パンクバンド、かつパフォーマンス集団です。
2010 年以降、「幽霊」「気配」「退屈」をテーマに楽器を演奏するバンドスタイルから寸劇を取り入れたパフォーマンス舞台まで様々な表現方法を実験的に行っています。主な出演作に 2012 年東京国立近代美術館60周年企画「14の夕べ」、2014年12ヶ月連続公演「怪物さんと退屈くんの12ヶ月」、2018 年「歌舞伎町ダンスクロッシング」などがあります。

②2年間かけて作り上げた映像作品「WEEKEND」

パフォーマンス公演を行う一方で、映像の制作も行っており、2018年から長編映像の制作に着手。2年間かけて作り上げた「WEEKEND」は、気候変動によって都市機能が破綻した世界で、記憶を頼りに現代の社会生活を再演し続けるという内容です。どこかで聞き覚えのあるような普遍的な話を登場人物が語ることで、鑑賞者の記憶を呼び起こし、core of bells がテーマとしている「幽霊」「気配」「退屈」を体感できる作品となっています。

③インスタレーション作品で再考される日常の風景

インスタレーションの形式では映像世界と現在の日常を結びつけるような試みがなされます。主に紙でつくられた家具や食品等が展示され、現在の日常の風景が再現されます。巨大なドローイングも登場します。

アーティストトーク「作品制作と藤沢」毛利悠子、core of bells 動画公開

展覧会 「core of bells | WEEKEND」の関連イベントとして、毛利悠子氏を招いて開催したアーティストトークの様子が、YouTubeでご覧いただけます！
『WEEKEND』の制作過程や両者が影響をうけた共通のアーティストなどについて対談を行いました。
Part1、Part2の2部構成での公開となっています。

公式Youtubeチャンネル
Part1   https://www.youtube.com/watch?v=tdRNRlldRh8
Part2　https://www.youtube.com/watch?v=JLqyz_HhnXU