歌川広重が描いた「東海道五拾三次之内」(通称:保永堂版)は浮世絵風景画において東海道のスタンダードな描き方の流れを作りました。その影響は他の絵師や後世にも伝わりましたが、一方では、他の絵師も東海道の風景を多用な発想で描いています。中には、宿場を盆栽風に表した歌川芳重の「東海道五十三駅 鉢山図絵」など異様とも言える表現もあります。本展では、浮世絵を中心に、版本、絵図、地図、写真などから様々な東海道の描き方を紹介します。
また、関連展示として、藤沢市民ギャラリー常設展示室で、広重研究者による、広重のスケッチ原画と浮世絵の相関関係を紹介する「アナザー東海道 広重研究者による、もうひとつの物語」を開催します。
◆関連イベント
※【講演会】【ワークショップ】のお申込みは、電話、FAX、Eメールのいずれかにて「講演会」もしくは「てん刻体験」、氏名、電話番号を書いて藤澤浮世絵館まで。
電話:0466-33-0111
FAX:0466-30-1817
Eメール:fj-ukiyoe@city.fujisawa.lg.jp
【講演会】
「広重と藤沢宿」《版下絵から東海道状況の可能性を探る》
渡り鳥の研究者でもある広重の研究者が調べた歌川広重の浮世絵の下絵についてお話いただきます。
日時:9月16日(土) 14時~15時半
講師:池内俊雄 氏(雁の里親友の会事務局長)
会場:ふじさわ宿交流館 多目的室
参加費:無料
定員:40名(申し込み先着順)
【展示】
「アナザー東海道 広重研究者による、もうひとつの物語」
渡り鳥の研究者でもある広重の研究者が調べた歌川広重の下絵と浮世絵の相関関係を紹介する展示
会期:9月12日(火)~11月5日(日)※藤澤浮世絵館での展示と同時期
会場:藤沢市民ギャラリー常設展示室
開館時間:平日10時~20時/土・日・祝10時~18時
休館日:10月16日(月)
【ワークショップ】
「はじめての篆刻(てんこく)体験」
日時:10月7日(土) 14時~16時半
講師:並木 望 氏(日本画家)
場所:藤澤浮世絵館多目的室
参加費:無料
定員:14名(申し込み先着順)
受付開始:9月16日(土)10時~
【解説】
「学芸員によるみどころ解説」
日時:9月23日(土・祝)、10月22日(日) ①11時~/②15時~ ※各回同一内容
場所:藤澤浮世絵館多目的室
定員:各回30人(当日先着順※申し込み不要)
参加費:無料
開催期間 | 2023年9月12日(火) 〜 11月5日(日) |
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時間 | 10時~19時 |
場所 | 藤澤浮世絵館 |
料金 | 入館無料 |
アクセス | JR「辻堂」駅北口より徒歩約5分 |
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TEL | 0466-33-0111 |
お問い合わせ先 | 藤澤浮世絵館 |
ウェブサイトURL | https://fujisawa-ukiyoekan.net/ |