講師:ミカエル・カルマノ氏(聖園女学院高等学校・中学校 校長、前南山大学学長)
他の動物との決定的な違いは知性にあるから、人間の名称はホモサピエンス(homosapiens)となっている。
その知性の特徴を「笑う人間」(アリストテレス)や「遊戯する人間」(ホイジンガ)と解釈する哲学者もいるが、ここでもう一つの側面、「祈る人間」を取り上げる。
人間はなぜ祈るのか、或いは何・誰に向かって祈るべきか、心理学と神学が研究するテーマを別にして、「祈る人間」という現象を出発点に、我々人間はどのようにして祈っているのかを考察してみる。
世界ではおよそ6,900の言語が話されているので、この不思議な言語能力を駆使しているホモサピエンスの豊かな人間性を一つの言語だけでは把握できない。
同じように、一つの文化(宗教)だけを見れば、祈りの多様性も見えてこない。
人によって表面的なしきたりにしか見えない祈りの儀礼(Ritual)を紹介して、祈りの文化の深さ(場合によっては問題となること)について考えてほしいと思っている。
開催日 | 2018年5月20日(日) |
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時間 | 14時~16時 |
場所 | 善行公民館ホール |
料金 | 資料代500円 |
アクセス | 小田急線善行駅西口徒歩3分 |
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主催・協賛団体など | 主催/善行雑学大学 |
TEL | 0466-82-0517 |
お問い合わせ先 | 善行雑学大学 宮田英夫さん |