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古来より、人々が求めてきた“心のよりどころ”を、偶像化し、生活の中に確固たる存在として明示するために作られてきた『仏像』。

時代を経て人々の思いを受け止め、身を削り、痛々しい姿になってしまうことも…。

その姿を本来の形に再び戻すのが“彫刻修復家”です。

彫刻家であり、彫刻修復家でもあった瀧本光國によって創造された作品を中心に、修復に加わった藤沢市指定文化財「木造地蔵菩薩立像」や、これらに華を添えるような品々などを一堂にご紹介しております。

よりどころの継承を担い再生した尊像、新しい息吹と共に創造された偶像、時代や種族を超えた美術品たちは、互いに引き合い見る者に共通点を見出す機会を与えます。この創造と継承の世界を会場にてお楽しみください。