茅ヶ崎市立鶴嶺小学校5年2組の子どもたちが総合学習の授業の一環として、「温泉の魅力再発見 幸せと癒しの時間プレゼント」という企画を「湯快爽快ちがさき」に提案、昨年5月より取り組んできたプロジェクトが実を結び、2月よりコラボ企画の替わり湯がスタートしました。
総合学習のテーマは「温泉」。クラスではまず、温泉の価値やイメージについてのディスカッションが行われました。「『裸の付き合い』という言葉があるようにお風呂だと話せることがある」→「仲間とのつながりを持てる場所」→「心も体も健康になれる」→「温泉は癒しの力を持つ魅力的な場所」という結論に至りました。子どもたちはこの「癒し」に着目。地元の温泉施設である湯快爽快ちがさきで実施されている「替わり湯」の企画を自分たちで考え、新たな癒しを提案しようとプロジェクトがスタートしました。企画実現のために店内の見学をしたり、癒しの効果を出すための方法を模索するために夏休みに各自で入浴剤を作成したりと試行錯誤を重ねていったそうです。
実際に湯快爽快のお客様にインタビューを試みるも、替わり湯の認知度がないことやお目当てがサウナだけという人もいて、思い描いていた回答を得られず、想定外の壁にぶつかることが幾度となくあったそうです。
▲週に一時間だけの総合学習は人気の授業。大きな目標に向かって積み重ねていった軌跡が分かるフローチャート
▲利用者にインタビューする子どもたち
担任の福田康二先生は子どもたちの実体験を「教室を飛び出してみないと分からないことを体験できました。社会で本物の学びを得ることが『生きた学び』になると思います」と話します。実際、この総合学習の授業では子どもたちの目の輝きが違うそうです。
「たくさん失敗もしたけれど、そこから課題が見え、目標が出来る。これが生きる力に繋がっていくのだと思います」子どもたちが成長する姿を手に取るように感じられたと言います。
プレゼンテーションから審査、入浴剤の製造、入浴木の提供、宣伝などを全面的に協力した湯快爽快。「地域貢献の一環として、温泉をもっと好きになってもらうきっかけになればという思いで始めた企画でしたが、小学生の自由な発想力に驚かされました。
『お客様に楽しんでいただく湯快なお店』大事な部分を考えるきっかけとなりました」と笠川支配人。
地元の子どもたちからの意見や新たな視点などは今後の店舗にも生かされていくことに違いありません。
期間中は子どもたちが作った原稿を読み上げる館内放送も実施されるとのこと。
「合格祈願風呂」には子どもたちが入浴木(ひのきの輪切り材)に思い思いにだるまの絵を書きました。
▲入浴木に使われているのは世界遺産・熊野古道の森の尾鷲ヒノキ。油分を多く含んでおり、香りを十分に楽しめる。リラックス効果や疲労回復効果、安眠効果などが期待できるという。
▲木の裏には受験生へのメッセージ
だるまの絵の裏には受験生へのメッセージ。ふと「一念通天」と書いた木が目に留まり、この授業で子どもたちが学び、習得したことと重なって見えました。この体験が大きな自信となり、それが形を変えていつの日か誰かの役に立つときが来ますように。
コラボ企画は2月1日から土日に週替わりで開催が始まっています。期間中は子どもたちが替わり湯を紹介する館内放送も実施されるとのこと。期間限定の替わり湯をお見逃しなく!
【コラボ企画スケジュール】
2月1日~2日 合格祈願風呂
8日~9日 アロハ風呂
15日~16日 アロエ風呂
※脱衣所にサービスのレモン水を設置します
22日~23日 竹林風呂
【湯快爽快店舗情報】
所在地:茅ヶ崎市茅ヶ崎3-2-75
営業時間:9:00〜24:00(最終入館23:30)
問い合わせ:0467-82-4126
公式Instagram:yukaisoukai_chigasaki